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2022年度高校生サミット

発表内容の紹介

菊池女子校ロゴ

菊池女子高校

【①見て食べてKikuchi's  Dish】

 テーマ:菊池市の魅力を、菊池に住む外国人や観光客に知ってほしい!しかし、外国人の方を対象にした情報が少ないことに気づきました。

 そこで、菊池市の小学生が作った「きくち市街地マップ」とその紹介動画を基に、「英語版きくち市街地マップの作成」をしました。

まず、きくち市街地マップの絵(菊池の観光地や特産物)を描きました。それに加え、小学生の動画紹介文を英語に翻訳し、新たなPR動画の撮影も行いました。

 今後の取り組みとして、英語版きくち市街地マップを完成させます。そして完成したマップを普及させます。そのためにマップを観光地や物産館に設置したり、配布する予定です。また、SNSを活用して菊池市のことを広めていきます。マップの普及は、SDGs12「つくる責任 つかう責任」に繋がると考え、菊池市の魅力が多くの人に伝わることを願います。

【②効果的な魅力の伝え方】

テーマ:外国人が住みやすい街づくりにするために

菊池市には約800人の外国人の方が住んでいらっしゃるため、より住みやすい地域にする必要があります。

その取り組みとして、外国人の方と交流するボランティア活動を行っています。その活動の一つである「世界会議」では外国人の方と一緒に菊池市を活性化させるための企画(歌って踊ったり、ゲームをしたりすること)を組み、実行しました。

このような活動から交流が深まり、お互いの壁がなくなって行くように感じられました。この活動が広まることで、外国人の方がもっと住みやすいまちになるでしょう!

 

現在はインスタグラムで活動の様子を発信し、宣伝活動をしています。

菊池農高ロゴ

菊池農業高校

持続可能な地域社会を目指して

〜竹資源を活用した未来都市菊池への活用〜

 

2017年、菊池川流域が、日本遺産に登録されました。

菊池農業高校は、米作りを学ぶために6月に田植え、7月にヒエとり、10月には稲刈りを実施しました。また、お米の外観や香り、食味を通し、美味しい米を見分ける事のできる「菊池市米飯官能鑑定士」の取得を目指しました。

竹林の現状と課題:高度経済成長期に伴う生活様式の変化

  • 竹製品からプラスチック製品の普及

  • タケノコの輸入量増加

  • 担い手の高齢化による放置竹林の増加 など

竹林荒廃は地域の課題です。

これまでの取り組み

(1)ボランティアと竹の活用→竹伐採ボランティアやたけのこ掘り体験をしました。また、伐採した竹を門松づくりに活用しました。

(2)農地や食品への活用→竹発酵肥料の改良を行い、有機発酵肥料の資材へと活用しました。

(3)食への活用→①たけのこをスライスして干したものに加工しました。②たけのこを使っておやき(やきまんじゅう)にしました。

これからの取り組み

(1)地域との協力→①キクロス祭りや泗水図書館で子どもたちと三角灯籠を作りました。②生徒が作った竹灯籠を菊池神社へ奉納します。

(2)畜産への活用→①わらやもみ殻の代わりの敷料として活用し、貯水と排水効果の確認をします。②きくらげの菌床栽培へ利用します。

(3)食への活用→①おかきの商品化・・・「山鹿市豊前街通北部商店街」と連携し試食会を行い、地域の方からのアドバイスを基に、改良していきます。②国産メンマの開発・・・干したけのこからめんまを開発します。

SDGs二大都市への実現に向けて

①ダンボールコンポストの普及・・・ダンボールを利用した「生ゴミ処理機」で生ゴミを堆肥化し、肥料として活用します。②バイオ竹炭で「脱炭素社会」の実現・・・木・竹炭を資材とし、CO₂の排出削減より、地球温暖化対策に貢献します。

 

竹を地域資源として多くのことに活用し、菊池川流域の課題を解決することで、持続可能な地域社会の実現に繋がるでしょう!

玉名工業ロゴ

玉名工業

【私たちにできる土木リテラシー向上の取り組み】

①最後の警告

 日本各地で起きている熊本地震などの災害から、インフラが当たり前に整備されていないことを実感しました。それから地域との連携を通し、土木リテラシーをより一層向上できる取り組みを実践することにしました。

 

②インフラ老朽化

高度経済成長期に一斉に建設された道路取得が占める割合は現時点で約4割、10年後には約6割になると想定します。つまりこの先10年何もしない状態だと笹子トンネルのような事故が全国各地で起きることが予想されます。市区町村では、少ない技術者、限られた予算の中で日本全体の7割を直にしています。私たちの安全は少ない技術者のメンテナンスのおかげで守られていると過言ではないことが分かります。

 

③玉名市の現状

 玉名市は橋梁メンテナンスに先陣的に取り組んでいることが分かりました。また、管理数は800橋あり、メンテナンス率は100%に近く市役所職員5名で維持管理しているということも分かりました。玉名市の特出すべきところは点検と並行して予防保全修繕直営施工を実施していた点です。診断度会に依頼し法的な信頼を得るなど、この問題がインフラメンテナンスの問題解決につながっていくことを知りました。

 

④インフラメンテナンス

 Googleマップにインフラメンテナンスの結果を反映させました。現場で入力することで共有先の市役所にもデータが反映され確認ができることや記録に残るなど多くのメリットにつながります。活動をしているとすぐに里道橋発見し市役所に連絡を行い、里道橋としての管理を依頼しました。このように私たちの活動がリアルタイムで成果として現れ、この活動の大切さを実感することができました。

 

⑤最後に

 根本的な問題がすべて解決されたというわけではありません。市区町村の膨大な管理数と少ない予算と人員、この問題を根本的に解決することができる可能性が私たちのこの活動にあると考えます。この体制が確立し、継続していくことが最終的なインフラメンテナンスのゴールではないでしょうか。九州初の取り組みとして今後さらにこの活動を広げ、積極的に取り組んでいきたいと思います。

鹿本商工ロゴ

鹿本商学校

私たち鹿本商学校は、山鹿の有名な柚木やヒノキを使って地域の活性化につなげたいと考えた。まず、材木のことをもっと詳しく知るために鹿北町にある道の駅「小栗郷」を訪ねた。小栗郷には「木遊館」という施設があり、そこでは、材木加工の体験や木で作ったコップや積み木などの販売をしている。その中でも私たちは鉋屑に目を付けた。50g200円と非常にリーズナブルなのにもかかわらず、非常に香りがよく玄関の芳香剤の代わりのような様々な場面で使えるとても画期的なものだと思った。しかし、見た目が地味で購入されずらいことがもったいないと感じた。そこで、授業で習ったマーケティングを生かし、次のような販売方法を提案した。

まず、ヒノキは非常に香りがよい。だから、内容量を50gから20gにし、芳香剤として玄関や部屋に置いていても違和感がないように、オーガンジーの袋に入れて販売する。また、いつでもヒノキの香りを楽しめるように、内容量を40gにし密閉できる放送に入れてみた。

これらの商品は現在小栗郷でのみ販売をしている。これからは各温泉施設の売店に置かせてもらい、ファン数の拡大や売り上げ数の増加を目指す。これらの活動を通して私たちは、木の香りを生かした商品を作りたいと考えるようになった。そこで私たちは間伐材から、オイルを抽出しようと考えオイルを抽出する実験を行った。最初はリービッヒ冷却装置を使って実験を行った。しかしこのやり方だと何度も実験を行わなければならず、時間もかかることから、水蒸気蒸留器を日用品をつかって手作りすることにした。圧力鍋とバケツを使って冷却装置を作ることができた。圧力鍋をリサイクルショップで購入することで全部で7,854円とリーズナブルに作ることができた。次に、ヒノキの廃材を使ってオイル採取の実験を行った。実験の結果フローラルウォータを採取することができた。しかしオイルについては幕を張る程度しか採取することができなかった。そこで、水道水を使ってオイルを採取していたがそれを温泉水に変えたり、材料の量を変えたりなどして、もっとオイルを採取するための工夫を行った。その結果現在使っている実験器具の限界を感じ、素材の性質についてもっと調べてみることにした。すると、ヒノキには緊張・ストレスの緩和、リフレッシュ効果がることが分かった。また、杉の木にはストレス緩和リラックス効果があることが分かり、効能を生かしたルームフレグランスを作成することにした。木の廃材を丸くカットし、そこにフローラルウォーターを吹きかけ香りを持続させるものだ。20代30代女性をターゲットにし、制作した。生産を安定的にすることができるようになったら、故郷納税返礼品の一つに加えていただきたいと考えている。今後は企業と協力して商品開発をしようと考えている。

城北高校ロゴ

城北高校

【地域活性化プロジェクト】

◉福祉の力・服の力

 6人に1人が認知症を発症すると言われている今、認知症が私たちにとって身近な存在であるということから正しい知識が必要だと考え、「オレンジ教室」を実施しました。アンケートの結果、誤った知識により偏見が生まれていることが分かり、山鹿市の小中学生へ向けて認知症についての授業を行いました。また、私達はユニクロの公演を聴き世界にいる難民のうち半数以上が私たちのような子供達であることが分かりました。そこで、ユニクロと「届けよう、服のチカラプロジェクト」を立ち上げ、4000枚もの服を回収し、難民の方に送ることができました。さらに、学園際でも700枚もの服が売れ、その売上金は送料として活用しました。これからも継続し、すべての人に健康と福祉を届けていきたいと思います。

◉料理の力

 調理科1年生では山鹿の食を知るをテーマに、菊池川流域の米作りがもたらした食文化を学び、2年生では山鹿銘菓のオリジナルコラボを行いました。3年生では、山鹿の活性化を目標に3年間の学びの総力として、山鹿の食材を使ったお弁当と紅茶や抹茶を使用したスイーツの開発を行いました。SDGsの取り組みとして、食材の川や廃棄物を出汁や佃煮として活用しました。また、新しい里山の形として生産から販売までの6次産業を取り入れることで地域活性化につながることを知りました。

◉デザインの力

 山鹿市に元気を与え観光客を増やすために、「竹あかりプロジェクト」に取り組んでいます。竹あかりを選んだ理由は、町を明るく照らしコロナで不安な方々に元気を与えて前を向いてもらいたいからです。情報デザインを専門的に学んでいる私たちは、ハスや山鹿灯籠などのオリジナルデザインを竹に施し、世界に一本だけの竹あかりを作成しました。さくら湯で展示した際、雨で消えてしまったり光量が足りなかったりと課題が多く残ったため、百華百彩では改善した竹あかりを展示させていただきました。この竹あかりで、また山鹿を訪れたいとなってくれることを願っています。

◉英語の力

 英語の力で地域活性化できないかと考え、山鹿の観光案内を高校生が英語で行ったり、山鹿の素晴らしい観光資源を英語で発信したいと考えています。オンラインでオーストラリアの方など海外の方と交流を深め英語の力を高めています。

◉スポーツの力

 山鹿灯籠エクササイズの普及をし、山鹿市民の方と共にエクササイズを行うことで心身の健康の増進を行う活動を続けています。また、各部活動ごとに小学生や保育園生を対象にスポーツの普及活動を行いました。最終的には山鹿市でのスポーツ大会を増やし、観戦客の増加につなげて地域活性化したいと考えています。

 

◉まとめ

 城北高校では、各学科のコースの生徒が地域について深く学び、自分たちにできることを考え、SDGsの観点を持って地域活性化の取り組みを一歩ずつ確実に行っています。

鹿本農業ロゴ

鹿本農業高校

山鹿和紅茶を使用した商品開発と普及活動

私たち鹿本農業高校は山鹿発祥の和紅茶について調べ、年々増加をしていることを知った。もっと詳しい生産課題や製造過程を知るために山鹿で和紅茶を生産している藤本 邦夫さんを訪ねた。話を聞くと、生産するのに特殊な技術が必要であり、一人当たりの生産量が少なく、また、認知度が低いなどの課題を知った。そこで私たちは課題解決のために「食文化の伝承」が効果的であると考え、商品開発を通して普及活動を行おうと考えた。昨年私たちは、プロジェクトチームを立ち上げ、和紅茶マドレーヌの開発や販売などを通した普及活動を行った。お客様から満足であると嬉しい言葉をいただけたが、問題点もあった。それは、販売だけでは認知度が上昇しないことや、和紅茶自体の魅力を伝える取り組みができていないことだ。

これらの課題を通して今年度は、和紅茶カフェを実施しようと考えた。市役所に問い合わせてみたところ、岳間にレンタルカフェがあることを知り、それを利用してカフェを開業しようと考えた。さっそく私たちは、チラシ・メニュー作りに取り掛かった。和紅茶カフェでは、和紅茶だけでなく、昨年開発したマドレーヌや和紅茶シフォンケーキなどを提供することにした。しかし、誰も和紅茶の魅力を最大限に引き出す淹れ方を知らないという問題が発生した。私たちは授業で習ったニンヒドリン反応や試飲を行いおいしい和紅茶の淹れ方を研究した。そして、100度3分で抽出した和紅茶が一番おいしいことが分かった。カフェ回転当日では多くのお客様が来店してくださり、無事成功することができた。お客様からは「山鹿に住んで初めて和紅茶を飲んだ」「香りで癒される」などのうれしい声を聴くことができた。

しかし、来店客の半数以上を50代以上の方が占め若い方への普及ができていないなどの課題が出た。そこで私たちは子ども食堂の秋祭りに参加し、和紅茶〇×クイズや和紅茶マドレーヌの配布などを行った。これらの活動では地元の人に限定した活動しかできなかったため、山鹿以外の様々な人に知ってもらうために、山鹿の観光地である豊前街道にある「七七屋山本堂」でお茶会を行うことにした。そこでは福岡や大阪から観光に来た方など県外の人が多くの人が参加してくださった。お茶会では和紅茶の淹れ方や歴史魅力をまとめた冊子を配布・解説を行った。参加した方からは「家でも飲みたい」「山鹿の和紅茶文化を知ることができた」などの声を聴くことができ、地元の外の方にも和紅茶の魅力を普及することができた。これからは山鹿市外での普及活動や和紅茶場事態を利用した加工品の開発を行っていきたい。

玉名高校ロゴ

玉名高校

 「一人でも多くの難民を救うために玉名にできること」という題のもと、SDGS16番目の目標 {平和と公正をすべての人に} について研究をしました。その中でも、発展途上国の紛争・難民支援に興味を持ち調べました。

 難民とは、紛争や人権侵害から故郷を追われ、逃れざるを得ない人々のことです。紛争や災害の影響を受ける子供たちの数は約5億3000万人で、これは世界に暮らす子供の4人に1人です。また紛争問題は深刻で人身売買や危険物の運び屋、児童婚など子どもたちにしわ寄せがきています。

 難民の数は中東やアジア、東アフリカが多いです。その中でも日本へ難民申請の多いトルコ、ミャンマーの文化や日本とのつながりについて調べ、玉名市が難民の方を受け入れるプランを提案しました。その取り組みの1つとして、玉名市役所に日本赤十字社を通じた「ウクライナ人道危機募金」を行い、その結果約22万円が集まりました。その他にも、宗教・文化の尊重、ストレス緩和のためのカウンセリングなどたくさんのことがあります。 

 最後に、私達は今回難民に限って調べましたが、世界の様々な問題に目を向けて私達にできる小さなことを1つずつ積み重ねていきたいです。それが、世界と玉名をつなぐことになり、玉名の活性化にも繋がります。

鹿本高校ロゴ

鹿本高校

「行政アプリをもっと便利に」という題のもとインタビュー調査や文献調査を行いました。現状として防災、危機管理の割合が少なく、自治体は近所付き合いが希薄化しているなど様々な課題が挙げられました。

 デジタル化・DX化は自治体デジタル・トランフェーション化推進計画で総務省などで推進されてきています。しかし行政のデジタル化は民間に比べて進んでいないという現状があります。デジタル化・DX化するメリットとして、行政側は業務の効率化・省力化ができます。

利用者側は各種届け出で役所に行かずとも、あらゆることがスマホだけで出来るようになり、負担が軽くなります。

 デジタル機器を使って、地域間での助け合いを促進するものを作れないか。インタビュー調査と文献調査を行い、アプリの利点・欠点をあげました。

 今後は他の自治体のアプリを調べ共助力を高められるアプリの機能を提案していきたいです。

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